“魚躰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からだ50.0%
ぎょたい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな盤台ばんだいに、ピチピチはねる、地中海の小魚が、りどりにしゃくえた。ヒラヒラと魚躰からだをひるがえすたびに、さまざまの光りが、青い銀のような水とともにきらめいた。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
彼はぬめぬめと滑る魚躰ぎょたいを押え、身をかがめて、自分の胸へ抱きあげようとした。すると初めて、あたかもその時を計っていたかのように、鯉はすさまじい力で跳ねた。