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白楊
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はくやう
ふりがな文庫
“
白楊
(
はくやう
)” の例文
仏蘭西
(
フランス
)
の野は大体に霜が
少
(
すくな
)
いから草が
何処
(
どこ
)
にも青んで居る。
白楊
(
はくやう
)
やマロニエの冬
木立
(
こだち
)
に交つて
最
(
も
)
う
芽立
(
めだち
)
の用意に梢の赤ばんで居る木もあつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
白樺、
白楊
(
はくやう
)
、楡、
山楂子
(
さんざし
)
、
檞
(
かし
)
などの木が、やつと芽を吹いたばかりである。楡の木の
背後
(
うしろ
)
には黒樺の花が満開してゐる。ルスチニア鳥が
直
(
ぢ
)
き側で一羽啼いてゐる。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
「落ちる時にひつかかつたのでせう。
白楊
(
はくやう
)
の枝にぶら下つてゐました。」
山鴫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
白楊
(
はくやう
)
のしどろもどろの
香
(
か
)
のかげに
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白楊
(
はくやう
)
と
毛欅
(
ぶな
)
の森の奥に。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
白楊
(
はくやう
)
の
聳
(
そび
)
やく並木
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
白いレエスの掛つた窓を開けると、
何時
(
いつ
)
も
何処
(
どこ
)
にあるのか知らないが
白楊
(
はくやう
)
の花の
綿
(
わた
)
が飛んで来る
。
(
六月十日
)
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
日はさしぬ、
白楊
(
はくやう
)
の
梢
(
こずゑ
)
に赤く
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白楊
(
はくやう
)
の
樹
(
き
)
がさわさわと
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
白楊
(
はくやう
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
吹く風も無いのに
白楊
(
はくやう
)
の花が数知らず
綿
(
わた
)
の様に
何処
(
どこ
)
からか降つて来るのも
長閑
(
のどか
)
であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
白楊
(
はくやう
)
の
岸
(
きし
)
にそひ曇り
黄
(
き
)
ばめる
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
声
(
こゑ
)
もなき国の
白楊
(
はくやう
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
“白楊”で始まる語句
白楊樹
白楊子