“芽立”の読み方と例文
読み方割合
めだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏蘭西フランスの野は大体に霜がすくないから草が何処どこにも青んで居る。白楊はくやうやマロニエの冬木立こだちに交つて芽立めだちの用意に梢の赤ばんで居る木もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
数えれば七十幾本に及ぶ芽立めだちは、津の国の人と和泉の国の人の通いつめた日取りをかぞえていた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
春もやや芽立めだち張り來る木々のまに瓦の屋根がうちかすみつつ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)