“芽萌”の読み方と例文
読み方割合
めば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自然の慈雨に濡れずして工藝の種は芽萌めばえないであろう。材料の貧しさは美の貧しさである。自然を遠ざかるものは、美からも遠ざかってくる。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
すべての開墾者がなすように、私も雑草を抜き去り、石を除き、土塊を砕き、畑を整えようと努めたのである。私はそこに幾個かの種を下ろした。いつか春はめぐ芽萌めばえる時はきたるであろう。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)