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白孔雀
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しろくじゃく
ふりがな文庫
“
白孔雀
(
しろくじゃく
)” の例文
と断わったことがあったが、
吉井勇
(
よしいいさむ
)
さんが
編纂
(
へんさん
)
した、武子さんの遺稿和歌集『
白孔雀
(
しろくじゃく
)
』のあとに、
柳原燁子
(
やなぎはらあきこ
)
さんが書いていられる一文に
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それがしきりとわたしに
白孔雀
(
しろくじゃく
)
の
雛
(
ひな
)
を買えとすすめるのですから、わたしはお
伽噺
(
とぎばなし
)
みたようなその夜の空気がへんに気に入ってしまったのです。
オカアサン
(新字新仮名)
/
佐藤春夫
(著)
胸に、
黄金
(
こがね
)
の
十字架
(
クルス
)
をかけていた。たった今、庭園で狂わしく啼いていた
白孔雀
(
しろくじゃく
)
の姿を、少斎はそのまま想い出していた。
日本名婦伝:細川ガラシヤ夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蘭陵
(
らんりょう
)
の酒を買わせるやら、
桂州
(
けいしゅう
)
の
竜眼肉
(
りゅうがんにく
)
をとりよせるやら、日に
四度
(
よたび
)
色の変る
牡丹
(
ぼたん
)
を庭に植えさせるやら、
白孔雀
(
しろくじゃく
)
を何羽も放し飼いにするやら、玉を集めるやら、
錦
(
にしき
)
を縫わせるやら
杜子春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その玉造の
第宅
(
ていたく
)
の園には、桃山造りの殿楼にふさわしい
白孔雀
(
しろくじゃく
)
なども飼育されていたが、同じ園内に、一
棟
(
むね
)
の長屋が建てられて、そこには汚い町の子や
嬰児
(
あかご
)
がたくさん養われていた。
日本名婦伝:細川ガラシヤ夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
わたしはあなたのためならば、どんな仕事でもして見せます。伏見の城の
白孔雀
(
しろくじゃく
)
も、盗めと云えば、盗んで来ます。『さん・ふらんしすこ』の寺の
鐘楼
(
しゅろう
)
も、焼けと云えば焼いて来ます。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
遺稿和歌集の『
白孔雀
(
しろくじゃく
)
』をとって見ると
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
足はみな裸足だが獣骨の
足環
(
あしわ
)
をはめ、半身の赤銅のような皮膚を
剥
(
む
)
き出しているが、腕くびに魚眼や貝殻の
腕環
(
うでわ
)
をなし、紅毛
碧眼
(
へきがん
)
の頭には、
白孔雀
(
しろくじゃく
)
や
極楽鳥
(
ごくらくちょう
)
の羽根を飾って、怪美なこと
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
孔
常用漢字
中学
部首:⼦
4画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々