“しろくじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
白孔雀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭陵らんりょうの酒を買わせるやら、桂州けいしゅう竜眼肉りゅうがんにくをとりよせるやら、日に四度よたび色の変る牡丹ぼたんを庭に植えさせるやら、白孔雀しろくじゃくを何羽も放し飼いにするやら、玉を集めるやら、にしきを縫わせるやら
杜子春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その玉造の第宅ていたくの園には、桃山造りの殿楼にふさわしい白孔雀しろくじゃくなども飼育されていたが、同じ園内に、一むねの長屋が建てられて、そこには汚い町の子や嬰児あかごがたくさん養われていた。
わたしはあなたのためならば、どんな仕事でもして見せます。伏見の城の白孔雀しろくじゃくも、盗めと云えば、盗んで来ます。『さん・ふらんしすこ』の寺の鐘楼しゅろうも、焼けと云えば焼いて来ます。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)