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白光
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しろびか
ふりがな文庫
“
白光
(
しろびか
)” の例文
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
のききょうの
花
(
はな
)
びらはもういつかしぼんだように
力
(
ちから
)
なくなり、
朝
(
あさ
)
の
白光
(
しろびか
)
りがあらわれはじめました。
星
(
ほし
)
が一つずつきえてゆきます。
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一
時間
(
じかん
)
に
幾
(
いく
)
十
回
(
かい
)
となく、
貨車
(
かしゃ
)
や、
客車
(
きゃくしゃ
)
が
往復
(
おうふく
)
するために、
熱
(
ねつ
)
を
発
(
はっ
)
し、
烈
(
はげ
)
しく
震動
(
しんどう
)
する
線路
(
せんろ
)
でも、ある
時間
(
じかん
)
は、きわめてしんとして、
冷
(
つめ
)
たく
白光
(
しろびか
)
りのする
鋼鉄
(
こうてつ
)
の
面
(
おもて
)
へ
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
冴
(
さ
)
えかえる初春の空に
白光
(
しろびか
)
りする羽たゝきして雲雀が鳴いて居る。春の
驩喜
(
よろこび
)
は聞く人の心に
涌
(
わ
)
いて来る。雲雀は麦の
伶人
(
れいじん
)
である。雲雀の歌から武蔵野の春は立つのだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
この、
況
(
いはん
)
や民の骨をくだける白米、人の血を絞れるごとき古酒、といふ言葉は
白米
(
おこめ
)
が玉のやうに、
白光
(
しろびか
)
りに光つて見える。民の骨を碎ける
白米
(
しらよね
)
、民の骨を碎ける
白米
(
しらよね
)
! げに有難い言葉ではないか。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“白光”の意味
《名詞》
白色の光。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“白光”で始まる語句
白光乱裏