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発意
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ほつい
ふりがな文庫
“
発意
(
ほつい
)” の例文
可哀そうなのは俊乗で、縛られ地蔵のことも本人の
発意
(
ほつい
)
では無し、いわば師匠のわたくしを救うが為に、こんな難儀をして居るのでござります。
半七捕物帳:66 地蔵は踊る
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
誰から別段たのまれたということもなく、まあ自分の
発意
(
ほつい
)
から仲の
善
(
よ
)
い友達同士が道楽半分にやり出した仕事ですから、別に
小言
(
こごと
)
の出る心配もなし
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
大九郎の
発意
(
ほつい
)
で、いたらこの
間
(
あいだ
)
のことを
揶揄
(
やゆ
)
してやろうぐらいな考え、
伊賀組
(
いがぐみ
)
の
屋敷
(
やしき
)
へおしかけていってみたが
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妾
(
しょう
)
の
発意
(
ほつい
)
にて
山本憲
(
やまもとけん
)
氏に
議
(
はか
)
り、同氏の塾生として一家を借り受け、これをば
梅清処塾
(
ばいせいしょじゅく
)
の分室と称しぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
著書飜訳一切独立
又
(
また
)
維新前後は私が著書
飜訳
(
ほんやく
)
を
勉
(
つと
)
めた時代で、その著訳書の由来は福澤全集の
緒言
(
ちょげん
)
に記してあるから
之
(
これ
)
を略しますが、
元来
(
がんらい
)
私の著訳は真実私一人の
発意
(
ほつい
)
で
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
己は即日世間へ出て、その千態万状の間に己の楽を求めようと
発意
(
ほつい
)
した。先づ己の第一の最愛の友たるお前を
回抱
(
くわいはう
)
して別を告げた。次にバルビさんに暇乞をした。それから銀行へ往つた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
命ぜられてから
発意
(
ほつい
)
して催したものなるが故に
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“発”で始まる語句
発
発見
発句
発作
発心
発矢
発奮
発止
発足
発起