“梅清処塾”の読み方と例文
読み方割合
ばいせいしょじゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょう発意ほついにて山本憲やまもとけん氏にはかり、同氏の塾生として一家を借り受け、これをば梅清処塾ばいせいしょじゅくの分室と称しぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
これより先、重井おもいらは、東京にての金策成就じょうじゅし、渡韓の費用を得たるをもて、直ちに稲垣と共に下阪げはんしてそが準備を調ととのえ、梅清処塾ばいせいしょじゅくにありし壮士は早や三々五々渡韓ののぼりぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
およそ大阪にて無一文の時二、三十人の壮士をして無賃宿泊の訴えを免れしめ、梅清処塾ばいせいしょじゅくの書生として事なく三週間ばかりを消過せしめしは男子よりはむしろ妾の力あずかりて功ありしならんと信ず。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)