トップ
>
甲戌
>
きのえいぬ
ふりがな文庫
“
甲戌
(
きのえいぬ
)” の例文
甲子
(
きのえね
)
を一とし
乙丑
(
きのとうし
)
を二とすれば
甲戌
(
きのえいぬ
)
は十一であり
丙子
(
ひのえね
)
は十三になる、少しめんどうなだけに、それだけの長所はあるのである。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
祖父のものは、
俳諧
(
はいかい
)
連歌
(
れんが
)
か何かを記入したものであつたが、父のものには、『
品々万書留帳
(
しなじなよろづかきとめちやう
)
』といふ、明治七
甲戌
(
きのえいぬ
)
年二月吉日に
拵
(
こしら
)
へたものである。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
甲戌
(
きのえいぬ
)
の歳も押詰って、今日は一年のドンじりという
極月
(
ごくげつ
)
の卅一日、電飾眩ゆい東京会館の大玄関から、一種慨然たる面持で立ち現われて来た一人の人物。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
(前略)
歳
(
とし
)
辛巳
(
かのとみ
)
十二月廿一日
癸酉
(
みづのととり
)
の日、
穴穂部間人
(
あなほべはしひと
)
の母后崩じ、明年二月廿二日
甲戌
(
きのえいぬ
)
の夜半に太子
薨
(
こう
)
ず。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
去年が「
甲戌
(
きのえいぬ
)
」すなわち「
木
(
き
)
の
兄
(
え
)
の
犬
(
いぬ
)
の年」であったからことしは「
乙亥
(
きのとい
)
」で「
木
(
き
)
の
弟
(
と
)
の
猪
(
い
)
の年」になる勘定である。こういう昔ふうな年の数え方は今ではてんで相手にしない人が多い。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“甲戌”の意味
《名詞》
干支の一つ。60ある干支の組合せの11番目。
(出典:Wiktionary)
“甲戌”の解説
甲戌(きのえいぬ、こうぼくのいぬ、こうじゅつ)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの11番目で、前は癸酉、次は乙亥である。陰陽五行では、十干の甲は陽の木、十二支の戌は陽の土で、相剋(木剋土)である。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
戌
漢検1級
部首:⼽
6画
“甲”で始まる語句
甲斐
甲
甲板
甲冑
甲高
甲羅
甲虫
甲走
甲斐性
甲斐甲斐