トップ
>
狡獪
>
かうくわい
ふりがな文庫
“
狡獪
(
かうくわい
)” の例文
それでも
狡獪
(
かうくわい
)
な
雀
(
すゞめ
)
の
爲
(
ため
)
に
籾
(
もみ
)
のまだ
堅
(
かた
)
まらないで
甘
(
あま
)
い
液汁
(
しる
)
の
如
(
ごと
)
き
状態
(
じやうたい
)
をなして
居
(
ゐ
)
る
内
(
うち
)
から
小
(
ちひ
)
さな
嘴
(
くちばし
)
で
噛
(
か
)
んで
夥
(
したゝ
)
かに
籾殼
(
もみがら
)
が
滾
(
こぼ
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼の文中には屡々「妻女にのろき」、「眼を皿にして」など言へる洒落たる文字あれども、
而
(
しか
)
も是れ彼が正直にして多感的なるを
掩
(
おほ
)
はんとする
狡獪
(
かうくわい
)
手段なるのみ。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
淫鄙な
権妻
(
ごんさい
)
、
狡獪
(
かうくわい
)
な
髪結
(
かみゆひ
)
等いづれも
生々
(
いきいき
)
とした新しい興味を以て写し出されてゐる。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“狡獪”の意味
《名詞》
悪賢く狡いこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
狡
漢検1級
部首:⽝
9画
獪
漢検1級
部首:⽝
16画
“狡”で始まる語句
狡猾
狡
狡智
狡黠
狡知
狡滑
狡猾者
狡兎
狡童
狡才