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物覚
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ものおぼ
ふりがな文庫
“
物覚
(
ものおぼ
)” の例文
旧字:
物覺
白
(
しろ
)
いくまは、
物覚
(
ものおぼ
)
えのいいほうではなかったけれど、
後足
(
あとあし
)
で
立
(
た
)
ち
上
(
あ
)
がることや、ダンスのまねなどをするようになりました。
白いくま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうだ、
物覚
(
ものおぼ
)
えがいいね、君は。しかしその城塞が、ドイツ軍の爆撃に
遭
(
あ
)
って、三分の二ぐらいは崩れてしまっていることを知っているかね」
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それはずっとあとで知ったことであるが、ミリガン
夫人
(
ふじん
)
は
実際
(
じっさい
)
このむすこの
物覚
(
ものおぼ
)
えの悪いこと、もっと正しく言えばなにも物を覚えないことを知って、ふさぎきっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
あるところに、よく
生徒
(
せいと
)
をしかる
教師
(
きょうし
)
がありました。また、ひじょうに
物覚
(
ものおぼ
)
えの
悪
(
わる
)
い
生徒
(
せいと
)
がありました。
教師
(
きょうし
)
はその
子供
(
こども
)
をたいへん
憎
(
にく
)
みました。
教師と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
けれどわたしは
理解
(
りかい
)
こそ早かったが、
物覚
(
ものおぼ
)
えは、犬のほうがよかった。犬は一度物を教わると、いつもそれを覚えて
忘
(
わす
)
れることがなかった。わたしがまちがうと親方はこう言うのである。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
ああ、たくさん
水
(
みず
)
を
飲
(
の
)
んでおくれ。それにしても
私
(
わたし
)
は、どうして
物覚
(
ものおぼ
)
えが
悪
(
わる
)
いのだろう。
私
(
わたし
)
から
見
(
み
)
ると、おまえはどんなにりこうだかしれない。
教師と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
物覚
(
ものおぼ
)
えの
悪
(
わる
)
い
子供
(
こども
)
に、
金
(
かな
)
だらいに
水
(
みず
)
を
入
(
い
)
れてそれを
持
(
も
)
たせて
外
(
そと
)
に
立
(
た
)
たせることにしました。
教師と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思