トップ
>
牢
>
ひとや
ふりがな文庫
“
牢
(
ひとや
)” の例文
そんな自然の
牢
(
ひとや
)
にも近いものの中に、菜穂子は何か
詮
(
あきら
)
め切ったように、ただ一人で
空
(
くう
)
を見つめた儘、死の
徐
(
しず
)
かに近づいて来るのを待っている。——
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
永
(
なが
)
く
牢
(
ひとや
)
に
繋
(
つなが
)
れし
人間
(
ひと
)
の、急に
社会
(
このよ
)
へ出でし心地して、足も空に
金眸
(
きんぼう
)
が
洞
(
ほら
)
に
来
(
きた
)
れば。金眸は折しも最愛の、
照射
(
ともし
)
といへる
侍妾
(
そばめ
)
の鹿を、
辺
(
ほとり
)
近くまねき
寄
(
よせ
)
て、酒宴に余念なかりけるが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
“牢”を含む語句
入牢
牢舎
牢獄
大牢
牢問
牢屋
堅牢
座敷牢
牢守
永牢
牢舍
牢固
牢乎
牢格子
地牢
牢屋敷
牢死
地下牢
土牢
水牢
...