爾等なんぢら)” の例文
言掛いひかけるぞと聞よりお文はワツと泣出しつかみ掛らん有樣なれば大岡殿大音聲だいおんじやう默止だまれ爾等なんぢらは此所を何處と心得るしかも天下の決斷處けつだんしよなるぞコレ/\段右衞門其方は文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
第二、逍遙子人間に向ひて、わが言ふところは眞理なれば爾等なんぢらこれを信ぜよといふこと。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
爾等なんぢら聖書せいしよをもかみちからをもらざるによつてあやまれり。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
爾等なんぢらはモツァルト、ラファエルを守れ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
娼妓あそびめ爾等なんぢらよりさきかみくにるべし。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「全能の神、爾等なんぢらを憐み給ふ。」
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
爾等なんぢら見窄みすぼらしい繪馬ゑまの前に
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
爾等なんぢらはたに敬禮しようや。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)