トップ
>
燻占
>
たきし
ふりがな文庫
“
燻占
(
たきし
)” の例文
此
(
これ
)
は
鯉
(
こい
)
、
其
(
それ
)
は金銀の糸の翼、輝く
虹
(
にじ
)
を
手鞠
(
てまり
)
にして投げたやうに、空を舞つて居た
孔雀
(
くじゃく
)
も、
最
(
も
)
う庭へ帰つて居るの……
燻占
(
たきし
)
めはせぬけれど、棚に飼つた
麝香猫
(
じゃこうねこ
)
の強い
薫
(
かおり
)
が
芬
(
ぷん
)
とする……
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
時
(
とき
)
は
十二月
(
じふにぐわつ
)
なんだけれど、
五月
(
ごぐわつ
)
のお
節句
(
せつく
)
の、
此
(
これ
)
は
鯉
(
こひ
)
、
其
(
それ
)
は
金銀
(
きんぎん
)
の
絲
(
いと
)
の
翼
(
つばさ
)
、
輝
(
かゞや
)
く
虹
(
にじ
)
を
手鞠
(
てまり
)
にして
投
(
な
)
げたやうに、
空
(
そら
)
を
舞
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
た
孔雀
(
くじやく
)
も、
最
(
も
)
う
庭
(
には
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
居
(
ゐ
)
るの……
燻占
(
たきし
)
めはせぬけれど
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
燻
漢検1級
部首:⽕
18画
占
常用漢字
中学
部首:⼘
5画
“燻”で始まる語句
燻
燻製
燻銀
燻蒸
燻肉
燻炭
燻精
燻腿
燻製鰊
燻鰊