燃立もえたつ)” の例文
も爲べけれども母をつれ遙々はる/″\きたりしなればと燃立もえたつむねさすり何事も勘辨かんべんして寥々すご/\金屋の家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
切下きりさげられあつと玉ぎる一聲と共に落せし提灯のぱつ燃立もえたつあかりに見れば兄なる長庵が坊主天窓ばうずあたま頬冠ほゝかぶ浴衣ゆかたしりひつからげ顏をそむけて其場にたゝずみ持たる脇差わきざし取直し再度ふたゝびかうよと飛蒐とびかゝるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)