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無神経
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むしんけい
ふりがな文庫
“
無神経
(
むしんけい
)” の例文
そういって
芳輔
(
よしすけ
)
は立ちかける。なにごとにも思いきったことのできない
糟谷
(
かすや
)
も、あまりに
無神経
(
むしんけい
)
な
芳輔
(
よしすけ
)
のものいいにかっとのぼせてしまった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
下女
(
げじょ
)
は、
無神経
(
むしんけい
)
に、くずかごを
外
(
そと
)
の
大
(
おお
)
きなごみ
箱
(
ばこ
)
のところへ
持
(
も
)
っていって、すっかりその
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
へ
捨
(
す
)
ててしまいました。
風の寒い世の中へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
にべもなく、ひッたくって槍をおきかえたかれは、あいかわらず、
無神経
(
むしんけい
)
にすましこんでいた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、
頭
(
あたま
)
をもたげて
身
(
み
)
のまわりをながめると、あちらの
脊
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
強
(
つよ
)
そうな
草
(
くさ
)
は、
無神経
(
むしんけい
)
に、いつもと
変
(
か
)
わらず
平気
(
へいき
)
な
顔
(
かお
)
つきをしているのでありました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だめだ。だめだ。
河
(
かわ
)
ぶちなんかいけない。
道
(
みち
)
が
悪
(
わる
)
くて、やぶがたくさんあって
困
(
こま
)
る。おまえさんは
無神経
(
むしんけい
)
も
同然
(
どうぜん
)
だからいいが、
私
(
わたし
)
は
困
(
こま
)
る。」と、
顔
(
かお
)
をしかめて
不賛成
(
ふさんせい
)
をとなえだした。
電信柱と妙な男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“無神経”の意味
《名詞》
感覚が鈍いこと。鈍感。また、そのようなさま。
恥ずかしさや他人がどう感じるかなどを気にしないこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
“無神”で始まる語句
無神經
無神狗
無神的