ばい)” の例文
井戸のわきを通ると、釣瓶も釣瓶たばも流しに手繰り上げてあツて、其がガラ/\と干乾ひからびて、其處らに石ばいが薄汚なくこびり付いてゐた。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
 大博士に疑問ぎもんをいだく。噴火がかりしょくをはがれ、その火山ばい土壌どじょうたがやす。部下ぶかみなしたがう。
と、這いながらばいをつかむ。その、苦痛にゆがむ顔のものすごさ!
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)