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火皿
ふりがな文庫
“火皿”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひざら
80.0%
ほざら
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひざら
(逆引き)
杏色
(
あんずいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへの愛はのろい火で温まる杏色の
薔薇
(
ばら
)
の花よ、菓子をとろとろ煮てゐる
火皿
(
ひざら
)
がおまへの心だ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
火皿
(
ひざら
)
は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと
膝
(
ひざ
)
をそろへて座ってゐる。
家長制度
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
火皿(ひざら)の例文をもっと
(8作品)
見る
ほざら
(逆引き)
和三郎は小腕をまくって、ブルブル
慄
(
ふる
)
えながら、冷静をとりもどそうとして、
煙管
(
キセル
)
に火を
点
(
つ
)
けたが、のぼせているので
火皿
(
ほざら
)
の方を口へもっていった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
灰色の謀叛よ、お前の魂を
火皿
(
ほざら
)
の
心
(
しん
)
にささげて
藍色の蟇
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
火皿(ほざら)の例文をもっと
(2作品)
見る
“火皿”の解説
火皿(ひさら、英語:Flash pan)とは、火縄銃(マッチロックガン)や燧石式銃(フリントロック式)の銃身薬室側面に張り出したように付けられた点火用の口薬を盛るための皿状の部位のこと。
火皿に盛った口薬(火薬)に間違って火種が接触しないように火皿を覆う蓋「火蓋(ひぶた)」があり、発射準備をおこなうことを慣用句で「火蓋を切る」という。
(出典:Wikipedia)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
皿
常用漢字
小3
部首:⽫
5画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒
“火皿”のふりがなが多い著者
大手拓次
徳冨蘆花
長塚節
中里介山
上田敏
長谷川時雨
吉川英治
泉鏡花
宮沢賢治