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潮干
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しほひ
ふりがな文庫
“
潮干
(
しほひ
)” の例文
哀れ、御身を落葉と
觀
(
くわん
)
じ給ひて元の枝をば屋島とは見給ひけん、入りにし跡を何處とも知らせぬ濱千鳥、
潮干
(
しほひ
)
の磯に何を尋ねよとや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
雪吹
(
ふゞき
)
の人を
殺
(
ころ
)
す事大方右に
類
(
るゐ
)
す。
暖地
(
だんち
)
の人花の
散
(
ちる
)
に
比
(
くらべ
)
て
美賞
(
びしやう
)
する
雪吹
(
ふゞき
)
と其
異
(
ことなる
)
こと、
潮干
(
しほひ
)
に
遊
(
あそ
)
びて
楽
(
たのしむ
)
と
洪濤
(
つなみ
)
に
溺
(
おぼれ
)
て
苦
(
くるしむ
)
との
如
(
ごと
)
し。雪国の
難義
(
なんぎ
)
暖地
(
だんち
)
の人おもひはかるべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
例えば、既出の高市黒人作、「桜田へ鶴鳴きわたる
年魚市潟
(
あゆちがた
)
潮干
(
しほひ
)
にけらし鶴鳴きわたる」(巻三・二七一)の如きである。つまり「潟をなみ」の第三句が弱いのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
伊勢島や
潮干
(
しほひ
)
のかたにあさりても言ふかひなきはわが身なりけり
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
さくら
田
(
た
)
へ
鶴
(
たづ
)
鳴
(
な
)
き
渡
(
わた
)
るあゆち
潟
(
がた
)
。
潮干
(
しほひ
)
にけらし。たづ
鳴
(
な
)
き
渡
(
わた
)
る
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
あぢきなき我や
潮干
(
しほひ
)
のみをつくし何のしるしか世に残るらん
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
桜田
(
さくらだ
)
へ
鶴
(
たづ
)
鳴
(
な
)
きわたる
年魚市潟
(
あゆちがた
)
潮干
(
しほひ
)
にけらし
鶴
(
たづ
)
鳴
(
な
)
きわたる 〔巻三・二七一〕 高市黒人
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
潮
常用漢字
小6
部首:⽔
15画
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
“潮干”で始まる語句
潮干潟
潮干狩