淺黄色あさぎいろ)” の例文
新字:浅黄色
この女には鐵火なところがあつて、今まで附き合つた、淺黄色あさぎいろの青侍とは、少しばかり違ふところがありさうです。
玄關げんくわんさき別室全體べつしつぜんたいめてゐるひろこれが六號室がうしつである。淺黄色あさぎいろのペンキぬりかべよごれて、天井てんじやうくすぶつてゐる。ふゆ暖爐だんろけぶつて炭氣たんきめられたものとえる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかし、そのしたにはみゝあながありますから、そのつてゐるはねのために、いくらかきこえがいゝかとおもはれます。はね淺黄色あさぎいろ暗褐色あんかつしよく條紋じようもんがあるので、とらふといふがついてたのでせう。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
「そして淺黄色あさぎいろの服を着てるのかい?」