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混
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まざ
ふりがな文庫
“
混
(
まざ
)” の例文
奥の部屋では客と主人の
混
(
まざ
)
り合った笑声が起った。お種は台所の方へ行ったり、
吾子
(
わがこ
)
の側へ行ったりして、一つ処に
沈着
(
おちつ
)
いていられないほど元気づいた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「はっははは、しかし可愛いだろ、こんなのは余興だけど家にゃ素晴らしいのがいるぜ、犬の王者のセントバーナードの
仔
(
こ
)
もいる、こいつは少し、
混
(
まざ
)
っているかも知れんが」
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
即ち友染は色が
混
(
まざ
)
って居るがため、其の女の色の白いと然らざるとに論無く、友染の色と女の顔の色とに調和するに
然
(
さ
)
までの困難は感ぜぬ。緋縮緬に至っては
然
(
さ
)
にあらざることは前に述べた。
白い下地
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
俺は
混
(
まざ
)
らないとこばつかり感じてゐなけあならなくなつてるんだ
玩具の賦:昇平に
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
夜の九時頃には、私は
独
(
ひと
)
り電燈の下に椅子に腰掛けてお房の烈しい呼吸の音を聞いていた。
堪
(
た
)
えがたき疲労、心痛、悲哀などの
混
(
まざ
)
り合った空気は、このゴロゴロ人の寝ている病室の内に満ち
溢
(
あふ
)
れた。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
利得と幸福とは大体は
混
(
まざ
)
る
玩具の賦:昇平に
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
だが究極では
混
(
まざ
)
りはしない
玩具の賦:昇平に
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
混
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
“混”を含む語句
混雑
混合
混入
混凝土
混血児
混乱
混々
混和
混沌
混雜
混同
混交
入混
混淆
人混
混亂
混返
混合酒
打混
混多
...