“入混”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりこ33.3%
いりまじ33.3%
いれご33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町幅は概して狭く、大通でさえも、漸く二、三げん位であった。その他の小路は、軒と軒との間にはさまれていて、狭く入混いりこんだ路地ろじになってた。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
見世物にはアセチリン瓦斯ガスが、甘いにおいを立ててともされた、昼と夜との境、見世物のイルミネーションと、太陽の残光とが、チロチロ入混いりまじって、群集の顔が、ボンヤリとうすれて行く
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
雪隠も湯殿も入混いれごみになる。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)