しん)” の例文
けんさつ、三しんせん緊々きんきん縮々しゅくしゅく、などという表字法にみても、別してこの裴如海はいにょかいひとりがそう傑出した色坊主であったわけでもあるまい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから追いおいに立身して、しん州の録事参軍ろくじさんぐんとなったが、風采も立派であり、談話も巧みであり、酒も飲み、まりも蹴る。それで職務にかけては廉直れんちょくというのであるから申し分がない。
それはちんせんぶつこんしんの五人であった。ある夜、渾の夢に父がきて
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)