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流灌頂
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ながれかんちょう
ふりがな文庫
“
流灌頂
(
ながれかんちょう
)” の例文
一ツ目小僧の豆腐買は、
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
の野川の
縁
(
へり
)
を、
大笠
(
おおがさ
)
を
俯向
(
うつむ
)
けて、
跣足
(
はだし
)
でちょこちょこと巧みに
歩行
(
ある
)
くなど、仕掛ものになっている。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
(
ひと
)
ツ
目
(
め
)
小僧
(
こぞう
)
の
豆腐買
(
とうふかい
)
は、
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
の
野川
(
のがわ
)
の
縁
(
へり
)
を、
大笠
(
おおがさ
)
を
俯向
(
うつむ
)
けて、
跣足
(
はだし
)
でちよこ/\と巧みに
歩行
(
ある
)
くなど、
仕掛
(
しかけ
)
ものに成つて居る。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
まじまじと控えた、が、そうした鼻の
頭
(
さき
)
の赤いのだからこそ
可
(
よ
)
けれ、
嘴
(
くちばし
)
の黒い烏だと、そのままの
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
——虫送り、虫追、風邪の神のおくりあと、どれも気味のいいものではない。いや、野墓、——
野三昧
(
のざんまい
)
、火葬のあと……
悚然
(
ぞっ
)
とすると同時に、
昨夕
(
ゆうべ
)
の白い踊子を思い出した。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さながら、水から這上った
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
のごとく、
朦朧
(
もうろう
)
として陰気に見える。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
山の中の、かかる処に、
流灌頂
(
ながれかんちょう
)
ではよもあるまい。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
灌
漢検準1級
部首:⽔
20画
頂
常用漢字
小6
部首:⾴
11画
“流”で始まる語句
流行
流
流石
流眄
流暢
流布
流行唄
流浪
流転
流連