“ながれかんちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
流灌頂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……流灌頂ながれかんちょう——虫送り、虫追、風邪の神のおくりあと、どれも気味のいいものではない。いや、野墓、——野三昧のざんまい、火葬のあと……悚然ぞっとすると同時に、昨夕ゆうべの白い踊子を思い出した。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さながら、水から這上った流灌頂ながれかんちょうのごとく、朦朧もうろうとして陰気に見える。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
山の中の、かかる処に、流灌頂ながれかんちょうではよもあるまい。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)