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洪大
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こうだい
ふりがな文庫
“
洪大
(
こうだい
)” の例文
今は甲斐の自然が、人文の上に輝き始める回春期である、甲斐の文芸復興は、恐らくその
洪大
(
こうだい
)
なる自然の上に打ち建てられるであろう。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
唐土
(
もろこし
)
には此火を
火井
(
くわせい
)
とて、
博物志
(
はくぶつし
)
或
(
あるひ
)
は
瑯瑘代酔
(
らうやたいすゐ
)
に見えたる
雲台山
(
うんたいさん
)
の火井も此地獄谷の火のごとくなれども、事の
洪大
(
こうだい
)
なるは此谷の火に
勝
(
まさ
)
らず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
同時にまた南北太平洋の
洪大
(
こうだい
)
なる水面に、ぱらぱらと散布している島々の居住者に取っても、測り知られぬほどの大いなる希望の種であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
学問の効力、その
洪大
(
こうだい
)
なることかくの如しといえども、その学者をしてただちに今日の事にあたらしめんとするも、あるいは実際の用をなさざること、世界古今の例に少なからず。
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
しかし、天恩
洪大
(
こうだい
)
で、かえって芸術の奥には
幽眇
(
ゆうびょう
)
不測なものがあることをご
諒知
(
りょうち
)
下された。正直な若崎はその後しばしば大なるご用命を蒙り、その道における
名誉
(
めいよ
)
を
馳
(
は
)
するを得た。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
唐土
(
もろこし
)
には此火を
火井
(
くわせい
)
とて、
博物志
(
はくぶつし
)
或
(
あるひ
)
は
瑯瑘代酔
(
らうやたいすゐ
)
に見えたる
雲台山
(
うんたいさん
)
の火井も此地獄谷の火のごとくなれども、事の
洪大
(
こうだい
)
なるは此谷の火に
勝
(
まさ
)
らず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
金
(
かね
)
の多きを見てこれに驚き、商館の
洪大
(
こうだい
)
なるに驚き、蒸気船の速きに驚き、すでにすでに胆を落として、追い追いこの外国人に近づき取引きするに及んでは、その駆引きのするどきに驚き
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すなわち強力なる
中原
(
ちゅうげん
)
の王者は、万策を講じて遠い海の
果
(
はて
)
からこれをたぐり寄せ、或いはまたこれを無形の武器として、
洪大
(
こうだい
)
なる地域を征服し得たのも、すでに悠々たる三千年以上の昔のことである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
其
(
その
)
勢
(
いきおい
)
甚
(
はなは
)
だ
洪大
(
こうだい
)
となれり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“洪大”の意味
《名詞》
この上なく大きいこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
洪
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“洪”で始まる語句
洪水
洪
洪福
洪牙利
洪武
洪信
洪川和尚
洪恩
洪積
洪濤