“洪牙利”の読み方と例文
読み方割合
ハンガリー100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チェロ奏者オットカール・レヴェズは洪牙利ハンガリーコンタルツァ町医師ハドナックの二男。いずれも各地名門の出である。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
煙草たばこばかり吹かしている洪牙利ハンガリー人や、顔色の黒いヌビヤ人や、身長せいの高くない日本人や、喧嘩早い墨西哥メキシコの商人などが、黄金かねの威力に圧迫され、血眼ちまなこになって歩いている。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「やれやれ、これでファウスト様の事件は終ったらしいね。けっして喝采かっさいをうけるほどの終局じゃないけれども、まさかこの洪牙利ハンガリーの騎士が、犯人とは思いも寄らなかったよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)