“ハンガリー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
匈牙利75.0%
洪牙利25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの伊太利イタリア統一の如き、また独逸ドイツ連邦成立の如き、もしくは匈牙利ハンガリーの独立運動の如き、すべてそれである。かくの如くして成立したるものを名づけて民族的国家という。
文明史上の一新紀元 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
匈牙利ハンガリーの首都ブダペストから四哩程離れた田舎に、ツインコタという風光明媚な避暑地がある。
生きている戦死者 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
チェロ奏者オットカール・レヴェズは洪牙利ハンガリーコンタルツァ町医師ハドナックの二男。いずれも各地名門の出である。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
煙草たばこばかり吹かしている洪牙利ハンガリー人や、顔色の黒いヌビヤ人や、身長せいの高くない日本人や、喧嘩早い墨西哥メキシコの商人などが、黄金かねの威力に圧迫され、血眼ちまなこになって歩いている。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「やれやれ、これでファウスト様の事件は終ったらしいね。けっして喝采かっさいをうけるほどの終局じゃないけれども、まさかこの洪牙利ハンガリーの騎士が、犯人とは思いも寄らなかったよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
レヴェズ——あの洪牙利ハンガリー恋愛詩人ツルバズールは、秋を春と見てこの世を去った——と
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)