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沈
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ぢん
ふりがな文庫
“
沈
(
ぢん
)” の例文
沈
(
ぢん
)
、
白檀
(
びやくだん
)
、松脂等が吾人に或感を起さしむるのも、決して因襲習慣より來る聯想によるのみでは有るまい。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
平中は眉をひそめながら、一番上に浮いてゐた、二寸程の物をつまみ上げた。さうして髭にも触れる位、何度も匂を嗅ぎ直して見た。匂は確かに
紛
(
まぎ
)
れもない、飛び切りの
沈
(
ぢん
)
の匂である。
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しら蓮や
唐木
(
からき
)
くみたる
庭舟
(
にはぶね
)
に
沈
(
ぢん
)
たきすてて伯父の影なき
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
ほのかに
薫
(
くゆ
)
る
沈
(
ぢん
)
の
香
(
かう
)
、
波羅葦増
(
ハライソ
)
のゆめ。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白檀
(
びやくだん
)
の
香
(
かう
)
、
沈
(
ぢん
)
の
香
(
かう
)
。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
しめやかに
沈
(
ぢん
)
の香しづみ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
うち
湿
(
しめ
)
る
沈
(
ぢん
)
の青みを
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“沈”の解説
沈(しん)は、周公旦の後裔であり、西周から春秋時代に江漢流域にあった諸侯国で、春秋時代には強大な隣国楚に従属することが多く、柏挙の戦いの前に蔡に滅ぼされた。
汾水流域には他に古沈が遠く周王朝成立前に存在し、その地は春秋時代には晋の国内となっており、「春秋左氏伝」の昭公元年に記載が見られる。
(出典:Wikipedia)
沈
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“沈”を含む語句
沈黙
沈丁花
沈默
沈静
沈着
沈鬱
沈香
沈澱
浮沈
沈黙家
沈々
沈南蘋
沈重
沈丁
銷沈
沈淪
沈吟
沈思
沈欝
沈没
...