水牛すゐぎう)” の例文
とほあと見返みかへれば、かぜつた友船ともぶねは、千すぢ砂煙すなけぶりをかぶつて、みだれて背状うしろさまきしなつて、あたか赤髪藍面せきはつらんめん夜叉やしやの、一水牛すゐぎうくわして、苜蓿うまごやしうへころたるごとく、ものすさまじくのぞまれた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
椰子やししげる中に群れゐし水牛すゐぎうがうごくとき人をおそれしめつつ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
水牛すゐぎうの声………千万せんまんの砥石の響………
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
水の中に水牛すゐぎうの群れゐるさまはなよなよとせるものにしあらず
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
歌はまし、水牛すゐぎうつのを吹け。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
歌はまし、水牛すゐぎうつのを吹け。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たとをどぐる水牛すゐぎう
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
水牛すゐぎういづる。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)