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水勢
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すいせい
ふりがな文庫
“
水勢
(
すいせい
)” の例文
お話跡へ戻りまして、井生森又作は清水助右衞門の死骸を
猿田船
(
やえんだぶね
)
に積み、明くれば十月三日
市川口
(
いちかわぐち
)
へまいりますと、
水嵩
(
みずかさ
)
増して音高く、どうどうっと
水勢
(
すいせい
)
急でございます。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
岩壁
(
がんぺき
)
の一たんに、ふとい
鉄環
(
てっかん
)
が打ちこんであり、
環
(
かん
)
に一本の
麻縄
(
あさなわ
)
か
結
(
むす
)
びつけてあった。で、その
縄
(
なわ
)
の
端
(
はし
)
をながめやると、大きな
丸太筏
(
まるたいかだ
)
が三そう、
水勢
(
すいせい
)
にもてあそばれてうかんでいる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
源吉
(
げんきち
)
と
龍夫
(
たつお
)
の
二人
(
ふたり
)
が、
豪雨
(
ごうう
)
の
後
(
あと
)
のこと、いまにもギイギイと
鳴
(
な
)
って、
水勢
(
すいせい
)
のために
押
(
お
)
し
流
(
なが
)
されそうな
橋
(
はし
)
のたもとで、
水面
(
すいめん
)
を
見
(
み
)
つめていると、いくつも
赤
(
あか
)
いトマトが
浮
(
う
)
きつ
沈
(
しず
)
みつしてきました。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
四人はともするとおしながされそうな
水勢
(
すいせい
)
の中に、かたくだきあっていた。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“水勢”の意味
《名詞》
水勢(すいせい)
水の流れる勢い。
(出典:Wiktionary)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶