きい)” の例文
新字:
はんねえでもくすりきいついてたのよ」勘次かんじはおつぎのいふのをむかへていた。かれの三尺帶じやくおびにはときもぎつとくゝつたかたまりがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「旦さん、この仲居さんはまだ新米だすさかい、きいのきかんところはかんにんしておくんなはれ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「あて、三田さん何やらこわいやうなきいがしてかなはん。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)