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毒手
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どくしゅ
ふりがな文庫
“
毒手
(
どくしゅ
)” の例文
もし彼らの
毒手
(
どくしゅ
)
から免るる事が出来たならば実に彼らの兄弟喧嘩で私が拳骨一つ喰ったのが誠に好い仕合せであると思ったです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
かれをやぶってかれの
毒手
(
どくしゅ
)
に
同志
(
どうし
)
のひとりを
渡
(
わた
)
さなければ、それでいい。つまりここで
徳川家
(
とくがわけ
)
の
代表者
(
だいひょうしゃ
)
とあらそうのはその
方便
(
ほうべん
)
でしかないわけだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ぼくはどうかして
海蛇
(
うみへび
)
の
毒手
(
どくしゅ
)
からのがれようと
胆
(
たん
)
をくだいた、が、かれらはなかなか
厳重
(
げんじゅう
)
に
警戒
(
けいかい
)
して目をはなさない、時機を待つよりしかたがない
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
老人の
毒手
(
どくしゅ
)
が待っているのです、
女
(
むすめ
)
の姉は跛の醜い女でしたが、七本の短剣を使うのです、
後
(
あと
)
から後から空に投げあげるさまが、魔神の手がそれを手伝うように思われたのです、私が往った時
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
福田氏惨殺犯人の
毒手
(
どくしゅ
)
か
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
「ウーム! さてはお父上には、早くも
毒手
(
どくしゅ
)
に
墜
(
お
)
ちたもうて、桑名へさしたてられるご
武運
(
ぶうん
)
の
末
(
すえ
)
とはおなり遊ばしたか、……ああ、おそかった……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いいえ、ゆかしてください、わたしは一度かれらの
毒手
(
どくしゅ
)
からのがれることができました、これは神さまが味方してくださったからです、わたしは信じます、そして、あの温良なイバンス運転手を
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
小角のひとり娘の
咲耶子
(
さくやこ
)
は、あやうく父とともに、かれの
毒手
(
どくしゅ
)
にかかるところだったが、
節
(
せつ
)
を
変
(
か
)
えぬ七、八十人の野武士もあって、ともに
裾野
(
すその
)
へかくれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“毒”で始まる語句
毒
毒蛇
毒瓦斯
毒気
毒々
毒舌
毒口
毒吐
毒蛾
毒水