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橙
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オレンジ
ふりがな文庫
“
橙
(
オレンジ
)” の例文
周囲
(
ぐるり
)
の団子雲を見ていると、いつとなく(私は揺する、感じる、私は揺する)の、甘い詩の
橙
(
オレンジ
)
が思い出されてきて、心に明るい
燦爛
(
プントハイト
)
が輝くのだ。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
なんの気なしに「座長、一天斎驚倒師」と大きく朱で書いてある
橄欖
(
オリーブ
)
と
橙
(
オレンジ
)
のリボンで飾られた写真姿を見たとき
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
ちょうど
蝋細工
(
ろうざいく
)
の新婦の人形があって、首筋をあらわにし
橙
(
オレンジ
)
の花を頭につけ、窓ガラスの中で二つのランプの間にぐるぐる回りながら、通行人に
笑顔
(
えがお
)
を見せていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
早く早くと
喚
(
わめ
)
くを
余所
(
よそ
)
に、
大蹈歩
(
だいとうほ
)
の
寛々
(
かんかん
)
たる老
欧羅巴
(
エウロッパ
)
人は
麦酒樽
(
ビイルだる
)
を
窃
(
ぬす
)
みたるやうに腹
突出
(
つきいだ
)
して、桃色の服着たる十七八の娘の日本の
絵日傘
(
ゑひがさ
)
の
柄
(
え
)
に
橙
(
オレンジ
)
色のリボンを飾りたるを
小脇
(
こわき
)
にせると
推並
(
おしなら
)
び
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それは水上
噸
(
トン
)
数約四百噸ばかりの沿岸艇で、
橙
(
オレンジ
)
色に染め変えられた美しい船体は、なにか彩色でもした
烏賊
(
いか
)
の甲のように見えたが、潜望鏡と司令塔以外のものはいっさい取り払われて
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
▼ もっと見る
釈放せられた翌日、グラスにおいて、彼は
橙
(
オレンジ
)
の花の
蒸溜所
(
じょうりゅうじょ
)
の前で人々が車から荷をおろしているのを見た。彼はその手伝いをしたいと申し出た。仕事は急ぎのことだったので、働くことが許された。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
橙
漢検1級
部首:⽊
16画
“橙”を含む語句
橙色
橙黄色
黄橙色
橙樹
橙酢
夏橙
黄橙
香橙色
橙花
橙紅色
香橙
橙重
七橙
柑橙
楠目橙黄子
赤橙
洋橙
橙々
橙黄線
橙黄橘紅
...