えんじゆ)” の例文
なんの、はし欄干らんかんこゑす、えんじゆくしやみをすべいなら、うろこひからし、くもいてをどりをどらう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これから推上おしあがらうとふのに一呼吸ひといきつくらしく、フトまると、なかでも不精ぶせうらしいみのすそながいのが、くものやうにうづまいただんしたの、大木たいぼくえんじゆみき恁懸よりかゝつて、ごそりと身動みうごきをしたとおもへ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)