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槐樹
ふりがな文庫
“槐樹”の読み方と例文
読み方
割合
えんじゅ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんじゅ
(逆引き)
S会館の内に
三間
(
みま
)
の部屋がある。言い伝えに拠ると、そのむかし中庭の
槐樹
(
えんじゅ
)
の上に首を縊って死んだ女が一人あった。
「吶喊」原序
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
やがて自動車がそれと覚しき
槐樹
(
えんじゅ
)
の植込みの茂った前庭付きの立派な洋館の前へ止ると、私は家を見上げ見下ろし、今更のごとく
佇
(
たたず
)
まざるを得なかった。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
目は庭前の
槐樹
(
えんじゅ
)
の茂みに向かってしばらくはいたが、実は何ものをも見ていなかった。うつろな耳で、それでも彼は庭のどこからか聞こえてくる一匹の
蝉
(
せみ
)
の声に耳をすましているようにみえた。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
槐樹(えんじゅ)の例文をもっと
(3作品)
見る
“槐樹”の意味
《名詞》
槐 樹(かいじゅ)
えんじゅ
(出典:Wiktionary)
槐
漢検1級
部首:⽊
14画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“槐樹”で始まる語句
槐樹坡
検索の候補
槐樹坡
“槐樹”のふりがなが多い著者
橘外男
魯迅
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