じゅう)” の例文
孔子は孔子で、この弟子の際立ったらし難さに驚いている。単に勇を好むとかじゅうきらうとかいうならばいくらでも類はあるが、この弟子ほどものの形を軽蔑けいべつする男もめずらしい。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
じゅうごうを制す、赤子せきしうて賁育ほんいくそのゆううしなう」と。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
敵が、じゅうをよそおってくるか、剛をあらわして来るか。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとごうを好めばわれじゅうをもってこれに勝つ」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)