“柔情”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうじょう50.0%
にゅうじょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温はこの詩を受けて読む毎に、語中に閨人けいじん柔情じゅうじょうが漸く多く、道家の逸思がほとんど無いのを見て、いぶかしげに首を傾けた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
なかば開きし障子しょうじの外の縁先には帯しどけなき細面ほそおもての女金盥かなだらいに向ひて寝起ねおきの顔を洗はんとするさまなぞ、柔情にゅうじょう甚だ忘るべからざる心地ここちす。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)