“柔々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やわやわ44.4%
やは/\22.2%
よわよわ22.2%
よは/\11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からからと鳴るかと思われ、春から夏にかけて、水蒸気の多い時分には、柔々やわやわと消え入るように、またはたこの糸のように、のんびりしている。
日本山岳景の特色 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
欄干には、下の西洋樫せいやうがしの木が、大きな柔々やは/\した青葉を揃へてゐる。青い空には低いかすかな雲が迷ふやうに消えて行つた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
美妙は色白いろじろ柔々よわよわしい、ドチラかというと少し柔気にやけて、如何にも「詩人でございます」といったような美男であったが、紅葉は色の浅黒い、にがみ走った、スッキリと背の高い江戸前の
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
二十七八にもなるでせうか、青白くて骨細で、如何にも柔々よは/\しい若侍ですが、眼の大きい、鼻の高い、智的な感じのするのはさすがです。