“やわやわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柔々80.0%
徐々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜十郎旦那がとこで、ふっくりと入れさっしゃる綿の初穂へ、その酒浸しの怪物ばけものさ、おっころばしては相成んねえ、柔々やわやわ積方も直さっしゃい、と利かぬ手のこぶしを握って、一力味ひとりきみ力みましけ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「牛肉のひれや、人間の娘より、柔々やわやわとしてあぶらが滴る……甘味うまいぞのッ。」
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いやさ、ころばぬさきつえだよ。ほんにお願いだ、気を着けておくれ。若い人と違って年老としよりのことだ、ほうり出されたらそれまでだよ。もういいかげんにして、徐々やわやわとやってもらおうじゃないか。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)