“期間(あいだ)” の例文
戸一重まで秋は湿やかに這い寄っているが、半歳にもあまるこの期間(あいだ)、降っても照っても近江屋の前にお艶の姿を見ない日はなかった。
死後(しご)私(わたくし)はしばらくは何事(なにごと)も知(し)らずに無自覚(むじかく)で暮(くら)しました。従(したが)ってその期間(あいだ)がどれ位(くらい)つづいたか、むろん判(わか)る筈(はず)もございませぬ。
四百年(ねん)といえば現世(げんせ)では相当(そうとう)長(なが)い星霜(つきひ)でございますが、不思議(ふしぎ)なものでこちらではさほどにも感(かん)じませぬ。多分(たぶん)それは凝乎(じっ)と精神(こころ)を鎮(しず)めて、無我(むが)の状態(じょうたい)をつづけて居(お)る期間(あいだ)が多(おお)い故(せい)でございましょう。