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暖国
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だんこく
ふりがな文庫
“
暖国
(
だんこく
)” の例文
春の雪は
消
(
きえ
)
やすきをもつて
沫雪
(
あわゆき
)
といふ。
和漢
(
わかん
)
の春雪
消
(
きえ
)
やすきを
詩哥
(
しいか
)
の
作為
(
さくい
)
とす、
是
(
これ
)
暖国
(
だんこく
)
の事也、寒国の雪は
冬
(
ふゆ
)
を
沫雪
(
あわゆき
)
ともいふべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かゝる雪中なれども夏の
儲
(
まうけ
)
に
蒔
(
まき
)
たる
野菜
(
やさい
)
のるゐも雪の下に
萌
(
もえ
)
いでゝ、その用をなす㕝おそきとはやきのたがひはあれども
暖国
(
だんこく
)
にかはる㕝なし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かゝる雪中なれども夏の
儲
(
まうけ
)
に
蒔
(
まき
)
たる
野菜
(
やさい
)
のるゐも雪の下に
萌
(
もえ
)
いでゝ、その用をなす㕝おそきとはやきのたがひはあれども
暖国
(
だんこく
)
にかはる㕝なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
冬の雪のこほらざるは
湿気
(
しめりけ
)
なく
乾
(
かわき
)
たる
沙
(
すな
)
のごとくなるゆゑなり。
是
(
これ
)
暖国
(
だんこく
)
の雪に
異処
(
ことなるところ
)
なり。しかれどもこほりてかたくなるは雪
解
(
とけん
)
とするのはじめなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これを
暖国
(
だんこく
)
の人にみせなばいかにめづらしとかおもふらん。
牧之
(
ぼくし
)
柏崎
(
かしはざき
)
より
妻有
(
つまり
)
の庄へ山
越
(
こえ
)
したる時目前に見たる所也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
雪国にて
悚
(
ふるひ
)
懼
(
おそるゝ
)
物は、冬の○
雪吹
(
ふゞき
)
○ホウラ、春の
雪頽
(
なだれ
)
なり。此
奇状
(
きじやう
)
奇事
(
きじ
)
已
(
すで
)
に初編にもいへり、されど
一奇談
(
いつきだん
)
を聞たるゆゑこゝにしるして
暖国
(
だんこく
)
の
話柄
(
はなしのたね
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“暖”で始まる語句
暖簾
暖
暖炉
暖味
暖簾口
暖爐
暖気
暖室
暖房
暖炉棚