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昨
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きのふ
ふりがな文庫
“
昨
(
きのふ
)” の例文
今尚ほ
昨
(
きのふ
)
の如く覺ゆるに、
脇
(
わき
)
を勤めし重景さへ同じ
落人
(
おちうど
)
となりて、都ならぬ高野の夜嵐に、昔の哀れを物語らんとは、怪しきまで
奇
(
く
)
しき縁なれ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
われは生涯その時の事を忘れず。父の燒け殘りたる葡萄を摘みてわれに食はせしは、今も猶
昨
(
きのふ
)
のごとしと云ひぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
母の
膝下
(
しつか
)
にて過す
精進日
(
せじみび
)
は、常にも増して
樂
(
たのし
)
き時節なりき。
四邊
(
あたり
)
の光景は今猶
昨
(
きのふ
)
のごとくなり。街の角、四辻などには金紙銀紙の星もて飾りたる
常磐木
(
ときはぎ
)
の
草寮
(
こや
)
あり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
我好古の
眼
(
まなこ
)
もて視るときは、是れ猶
古
(
いにしへ
)
のリリス河にして、其水は
蘆荻
(
ろてき
)
叢間の黄濁流をなし、敗將マリウスが殘忍なるズルラに
追躡
(
ついせふ
)
せられて身を此岸に濳めしも、
昨
(
きのふ
)
の
猶
(
ごと
)
くぞおもはるゝ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
“昨”を含む語句
昨夜
昨日
一昨日
一昨年
昨晩
一昨夜
昨夕
昨年
昨宵
一昨々日
一昨々年
再昨日
昨今
昨日今日
一昨昨日
昨秋
昨曉
昨夜来
先一昨年
昨夢
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