“文保”の読み方と例文
読み方割合
ぶんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為兼が土佐へ移ってから中一年いて、文保ぶんぽう二年二月二十六日に花園天皇御譲位、大覚寺統の後醍醐天皇が即位されると、再び為世の時代がめぐってきた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
鐘は梵砌ぼんぜいの物なればとて、三井寺へこれを奉る、文保ぶんぽう二年、三井寺炎上の時、この鐘を山門へ取り寄せて、朝夕これを撞きけるに、あへて少しも鳴らざりける間、山法師ども、にく