“ぶんぽう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文法25.0%
文鳳25.0%
文保25.0%
分封12.5%
分崩12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど、文章ぶんしょうつくるにも、文法ぶんぽうらないとけないように、きだからといって、すぐになれるもんじゃないのだよ。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
婦人にして漢詩を作るということは、極めて珍しいことに属している。文鳳ぶんぽう細香さいこう采蘋さいひん紅蘭こうらん——等、数えきたってみると古来、日本の国では五本の指を折るほども無いらしい。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鐘は梵砌ぼんぜいの物なればとて、三井寺へこれを奉る、文保ぶんぽう二年、三井寺炎上の時、この鐘を山門へ取り寄せて、朝夕これを撞きけるに、あへて少しも鳴らざりける間、山法師ども、にく
巍の言にいわく、我が高皇帝、三代のこうのっとり、嬴秦えいしんろうを洗い、諸王を分封ぶんぽうして、四裔しえい藩屏はんぺいたらしめたまえり。しかれどもこれを古制に比すれば封境過大にして、諸王又おおむ驕逸きょういつ不法なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
上下互に欺き、官民敵讐と成り、終に分崩ぶんぽう離析りせきに至るにあらずや。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)