トップ
>
数日
>
すじつ
ふりがな文庫
“
数日
(
すじつ
)” の例文
旧字:
數日
九月末にいたり、黄海の
捷報
(
しょうほう
)
は聞こえ、さらに
数日
(
すじつ
)
を経て負傷者のうちに浪子は武男の姓名を見
出
(
いだ
)
しぬ。浪子は一夜眠らざりき。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
数日
(
すじつ
)
を経て果して案内状を送り来りければ、両親および学生友人を
誘
(
いざな
)
いて見物せしに、なるほど一座の進歩驚くばかりなり
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
田甫道に出るや、彼はこの
数日
(
すじつ
)
の重荷が急に軽くなったかのように、いそいそと
路
(
みち
)
を歩いたが、我家に着くまで
殆
(
ほとん
)
ど路をどう来たのか解らなんだ。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
天気
朦朧
(
もうろう
)
たる事
数日
(
すじつ
)
にして
遠近
(
ゑんきん
)
の
高山
(
かうざん
)
に
白
(
はく
)
を
点
(
てん
)
じて雪を
観
(
み
)
せしむ。これを
里言
(
さとことば
)
に
嶽廻
(
たけまはり
)
といふ。又
海
(
うみ
)
ある所は
海鳴
(
うみな
)
り、山ふかき処は山なる、遠雷の如し。これを里言に
胴鳴
(
どうな
)
りといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
無形の
猿轡
(
さるぐつわ
)
を
食
(
は
)
まされて腹のふくるゝ苦しさよ、
斯
(
か
)
くて幽玄の
裡
(
うち
)
に
数日
(
すじつ
)
を
閲
(
けみ
)
せり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
それより
数日
(
すじつ
)
にして爆発物も出来上りたり、いよいよ出立という前の日、磯山の所在分らずなりぬ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
田崎が東に帰りし後
数日
(
すじつ
)
にして、いずくよりともなく一包みの荷物武男がもとに届きぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
それより
数日
(
すじつ
)
を経て、
板伯
(
はんはく
)
よりの来状あり、東京に帰る有志家のあるを幸い、
御身
(
おんみ
)
と同伴の事を頼み置きたり、
直
(
す
)
ぐに
来
(
こ
)
よ紹介せんとの事に、取り
敢
(
あ
)
えず行きて見れば
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“数日”の意味
《名詞》
2、3日から5、6日の日数を漠然とさす語。
(出典:Wiktionary)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“数日”で始まる語句
数日間
数日前
数日後
数日来
数日之後