トップ
>
数丈
>
すうじょう
ふりがな文庫
“
数丈
(
すうじょう
)” の例文
旧字:
數丈
とあやしまれたがのちによく見れば、
独楽
(
こま
)
の
金輪
(
かなわ
)
の一
端
(
たん
)
に、ほそい
金環
(
きんかん
)
がついていて、その金環から
数丈
(
すうじょう
)
の
紐
(
ひも
)
が
心棒
(
しんぼう
)
にまいてあるのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数丈
(
すうじょう
)
の高さに昇ると見る間に、今まで朦朧たるその人影は、
煙火
(
えんか
)
の
如
(
ごと
)
く
虹
(
にじ
)
の如く、
燦々
(
さんさん
)
たる光を纏うと共に、紫匂う振り袖に、
東雲
(
あけぼの
)
染めの袴を穿き、したたるような
若衆髷
(
わかしゅわげ
)
の、若衆の姿が現われた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
数丈
(
すうじょう
)
うえのてっぺんに、
烏
(
からす
)
のようにとまった竹童、したり顔して、あたりの
形勢
(
けいせい
)
をとくと見とどけてのち、ふたたび
降
(
お
)
りてくると、こんどは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十
数丈
(
すうじょう
)
の
樹上
(
じゅじょう
)
から目をひらけば、
甲斐
(
かい
)
、
秩父
(
ちちぶ
)
、
上毛
(
じょうもう
)
の
平野
(
へいや
)
、
関
(
かん
)
八
州
(
しゅう
)
、雲の上から見る気がして、目がくらむかもわからない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年