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揺
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ゆさ
ふりがな文庫
“
揺
(
ゆさ
)” の例文
旧字:
搖
斑
(
まだ
)
らな雪、枯枝を
揺
(
ゆさ
)
ぶる風、
手水鉢
(
ちょうずばち
)
を
鎖
(
と
)
ざす氷、いずれも例年の
面影
(
おもかげ
)
を規則正しく自分の眼に映した後、消えては去り消えては去った。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
貰う方としても、ちゃんと現主婦が達者で働いている所へ、言わばその王座を
揺
(
ゆさ
)
ぶる者がくるのだから、めでたいとは言い
条
(
じょう
)
、一方には不安でないこともない。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
きょうはまるで朝から日射しものぞかせない灰色の冬空がますます低くおりてきて、ふきあげるひどい
空
(
か
)
らッ風が、腰かけている赤肌の松の巨木をユサユサと
揺
(
ゆさ
)
ぶった。
冬枯れ
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
今能く寝付いて居るし、遊んでおいでな、
揺
(
ゆさ
)
ぶっても病気疲れで能く寝て居るから、
茲
(
こゝ
)
で何を云っても旦那に聞える
気遣
(
きづかい
)
は無し、他に誰も居ないから、真に差向いで話しするがね
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
揺
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“揺”を含む語句
動揺
揺曳
揺籃
揺椅子
揺蕩
一揺
揺動
揺々
蕩揺
揺起
揺上
揺落
揺籠
小揺
偏揺
揺下
揺出
揺据
大揺
揺笑
...