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推返
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おしかえ
ふりがな文庫
“
推返
(
おしかえ
)” の例文
妙なることを聞く者よとお通はわずかに見返りて、「鏡」とばかり答えたり。阿房はなおも
推返
(
おしかえ
)
して、「
何
(
なん
)
の用にするぞ」と問いぬ。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
検査官が
推返
(
おしかえ
)
して決して人違いで無いと答えますと
夫
(
それ
)
では何の
廉
(
かど
)
で捕縛しますと問返しました、オイ何の廉などゝ其様な
児供欺
(
こどもだま
)
しを
云
(
いっ
)
ても
駄目
(
だめ
)
だよ其方の
伯父
(
おじ
)
は
何
(
ど
)
うした
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
それじゃ家名は何だと
推返
(
おしかえ
)
すと、知ませんよと
芸妓
(
げいしゃ
)
は冷かに受けて銚子を取り、お酌/\と突附たが彼男が名札を下へ置ぬので、くどいのねあなたは、
梅乃家
(
うめのや
)
ですよサアお酌と
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
と
推返
(
おしかえ
)
すを又
押戻
(
おしもど
)
して。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うるさくいったら、しまいにゃ、お前には分らない、とそうおいいであったのを、また
推返
(
おしかえ
)
して聴いたら、やっぱり
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
大助は敵の我を忌むを
識
(
し
)
りて、
小主公
(
わかだんな
)
の安否
心許
(
こころもと
)
なく、なお
推返
(
おしかえ
)
して言わんとするを、三郎は遮りて
金時計
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なぜ
推返
(
おしかえ
)
して出来ないまでも、私の心を、先生におっしゃってみては下さいません。
湯島の境内
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
外
(
おもて
)
より
推返
(
おしかえ
)
して、「この会のことが出ております。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
推
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“推”で始まる語句
推
推敲
推察
推量
推薦
推参
推測
推移
推古
推進機